転職の際には、ある程度自分の経歴であったり、今までの経験を活かせるような職種をまず検討するはずである。
しかし、その中でも福祉業界を考えているというのであれば、なぜ希望するのかぜひ理由を伺ってみたいものである。そもそも、どこの業界よりも給料面である対価や待遇を比較した場合にとても高待遇とはいえないようなところが多いようだ。よって、これからの超高齢化社会を支えていくためには必要なはずなのであるが、人材が不足してしまっているのである。
人材不足の要因としては、この仕事内容に対しての対価があまりにも見合っていないということが最大の理由であると考えられる。これほど必要であるといわれながら待遇があがらないというのは、ストレスが溜まってしまうのではないだろうか。しかし、給料などの待遇を置いておけば、実は就職はかなりしやすいようだ。
もちろん、介護福祉士や社会福祉主事などの有資格者のほうが有利であることは間違いないのだが、無資格であったとしてもいわゆる福祉の精神があるのであれば特に問題はないようだ。
これから福祉業界への転職を考えている人がいるとすれば、おそらくどこの事業所も歓迎してくれるはずである。しかし、裏を返せば上記で述べたような理由があるので、きちんと考えてから転職をした方がいいだろう。仕事に対して対価よりも別のものを望んでいるか、覚悟があるのかどうかというところをしっかりと見極めて欲しいものだ。